喜怒哀楽が顔に出やすいなら朝は笑顔で挨拶する

表情が豊かな人はとても素敵です。
人間味にあふれています。
機嫌が良いのか悪いのかすぐに分かります。
君子危うきに近寄らずを実践しやすいです。
素敵ですが時として面倒臭くなることもあります。

あなたは顔に出やすいですか。出にくいですか。
顔に出やすい性格であれば、それをうまく使ってください。
無理に隠そうとしないでください。
逆効果です。
無理をするとその無理が顔に出ます。
もし怒りを抑えようとしているのであれば、その怒りが増幅された表情になります。
その表情が周りのスタッフに気を遣わせてしまいます。
気を遣うスタッフの表情をみてあなたはさらに負の感情が増幅されます。
負の感情を抑えようとします。
以下ループとなり、お店の雰囲気がどんどん悪くなります。
とはいえ怒りをそのまま出していたらスタッフは萎縮します。
萎縮した雰囲気をあなたは感じ取り、怒りを抑えるのが難しくなります。
負のループが続きます。
いずれのパターンもあなたはきっとこう思うはずです。
「こんなはずではなかったのに」
一日がこの反省と自己嫌悪感であふれてしまいます。
下手をすると数日間引きずってしまうことにもなりかねません。
どこかでこの顔に出やすい性格を改める必要が出てきます。



うまく感情を出しつつ、雰囲気を損なわないようにする。
そのためにはどうしたら良いか。
表情が感情を引き起こすという「表情フィードバック仮説」という研究があります。
簡単にいうと「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」という考え方です。
この「表情フィードバック仮説」に思いっきり乗っかってしまうことをオススメします。
まず朝一、出勤時。
挨拶と共にとびっきりの微笑みを見せてください。
昨日の夜何があったか。
出勤時にトラブルが起きたか。
そんなことは関係ありません。
あなたはまず笑顔で挨拶をすればいいのです。
それだけでお店の雰囲気は一日中良くなります。
雰囲気が良いお店はスタッフの表情が豊かです。
たとえ肉体的に疲れていてもそれを感じさせない表情が出ます。
どうしても負の感情を持ったままになりそうだったら口に出します。
「今機嫌が悪くなりそうだ」と宣言します。
一つ気をつけて欲しいのは、笑顔で言うことです。
とことん表情フィードバック仮説に乗っかるのです。
あなたが笑顔で「怒っている」と言うことでスタッフは冗談と受け取るかもしれません。
それでいいのです。
それがいいのです。
あなたは自分の感情を出しつつ、スタッフはそれを良い意味で真に受けない。
ウィンウィンの関係が出来上がります。

あなたはあなたが思っている以上にスタッフに影響を与えます。
あなたの何気ない一挙手一投足がお店の雰囲気を一変させます。
そのことを自覚した今、あなたがすべきこと。
自分の欠点を逆手にとって周りに良い影響を与えること。
あなたのちょっとした心構えでお店がどんどん良くなります。

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