いつかは必ずやってくるもの。
それは「あなたが本屋を辞める日」です。
あなたはいつその日が来てもいいように準備しておく必要があります。
あなただけでなくお店も準備しておく必要があります。
今日からはじめられる「いつ仕事を辞めてもいいようにする3段階」をお話しします。
仕事を辞める準備はとてもシンプルです。
この順番で進めていけば大丈夫です。
それぞれの説明をします。
仕事や作業を3つのカテゴリに分ける
日常業務から管理業務に到るまで、全ての業務をリストアップします。
どんな些細なことでも良いです。
あなたがお店にいる間にしていることを洗い出します。
品出し、レジ打ち、シフト管理。
返本の引き下げ、箱詰め、伝票起こし。
一日のあなたの動きを振り返ります。
洗い出したものを「仕事」と「作業」とに振り分けます。
振り分けたら「仕事」のみに目を向けます。
一つ一つの仕事にに対し質問をぶつけます。
「これは自分でなくてもできることだろうか」
「これは自分にしかできないことだろうか」
「これは自分しかしてはいけないことだろうか」
このように考えながら仕事を仕分けします。
誰でもできる仕事は誰かにお願いする
例えば売り場作りや発注業務。
「自分でなくてもできること」はスタッフにお願いするようにします。
もちろん丸投げはいけません。
一緒にやったり説明を十分にしたり。
もしあなたが急な事故や病気でお店にいけなくなったとしてもなんとかなる。
あなただけでなくスタッフもそう思えるようにしなければなりません。
大抵の仕事はあなたでなくてもできます。
もし「そんなことはない」と思うなら勘違いしているだけです。
例えば商品を選ぶセンス。
これは人によって違います。
あなたのセンスはあなたのもの。
スタッフのセンスはスタッフのもの。
みんな違うのが当たり前です。
そう考えていくとほとんどの仕事は誰でもできます。
思い切って割り振っていきます。
あなたにしかできない仕事を少しずつ教える
あなたにしかできない仕事は職務権限上のものがあります。
これはそのまま引き継ぎができるように準備します。
引き継ぎマニュアルを作っておけば問題ありません。
そしてもう一つあなたにしかできない仕事。
それはあなたの人間性によるものです。
あなたの人間的な魅力は誰のものでもありません。
あなたのものです。
こればかりは誰にも引き継げません。
引き継ぐことは難しいですが、残していくことはできます。
あなたがスタッフやお客様と接していきながら育んでいきます。
あなたがいつ辞めてもいいように準備をしておく。
それは日々の振り返りから始まります。
先入観や固定観念を取り外して考える。
その中であなたは気づくはずです。
いかにスタッフやお客様に支えられているか。
このことに気付いた時あなたはまた一つ本屋が好きになります。
そしてあなたの気持ちが広がっていきます。
あなたの本屋がどんどん良くなっていきます。
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