注意する時は「なぜ」と言うよりも「どうしたら」で始める方が生産的

注意するのは大変です。
言う方も言われる方も気持ちが重くなります。
あなたの言葉はあなたが思っている以上に重たいです。
だからこそ使う言葉を意識します。
言葉一つで雰囲気が変わります。
言葉一つでモチベーションが変わります。
このことを理解してきちんと使えば薬になります。




スタッフがミスをした時にあなたはどう言い出しますか。
「なぜこんなミスをしたの?」
「なんでこれが出来ないの?」
もしこう言ってるとしたら気をつけてください。
あなたのお店が暗い雰囲気に包まれていきます。
ではこう言い換えるとどうでしょうか。
「どうしたらこんなミスをしないようになる?」
どうしたらこれが出来るようになる?」
なんとなく目の前が明るくなったように感じませんか。
「なぜ」で言い始めると「なぜミスをしたの?」となります。
「どうしたら」で言い始めると「どうしたらミスしなくなる?」となります。
「なぜ」という言葉には過去に意識を向ける力があります。
過去にしでかしてしまったことを追求されても「すみません」としか言えません。
「なぜ」を繰り返し言われるとその人はどんどん後ろ向きな気持ちで満たされます。
あなたに対してもネガティブな思いで接するようになっていきます。
「どうしたら」という言葉には未来に意識を向ける力があります。
この先何をすべきかを問われたら具体的な行動を考えるようになります。
改善すべき課題が見えるので前向きな気持ちで入られます。
あなたに対してもポジティブな思いで接するようになっていきます。




これは言われる側だけの問題ではありません。
言葉を発するあなたの意識も変わってきます。
ちょっと声に出してみてください。
そしてその時の感情の動きを意識してみてください。
「あの人はなんで出来ないのだろう」
「どうすればあの人は出来るようになるだろう」
もう一つ声に出してみてください。
「なんであの人は言うことを聞いてくれないんだろう」
「どうしたらあの人は言うことを聞いてくれるようになるだろう」
いかがでしょうか。
「なんで」を繰り返し使うと心が重くなっていきます。
「どうしたら」を一回使うだけで心が晴れやかになっていきます。
たった一言の違いで気持ちや行動が大きく変わっていきます。




あなたは言葉の力を意識することが出来ます。
あとは繰り返し練習することが大事です。
無意識に出てくる言葉が「なぜ」から「どうしたら」に変わるまで。
最初のうちはひたすら意識してください。
常に「どうしたら」と言うように考えてください。
自分自身にもこう問いかけてください。
「どうしたらいつも『どうしたら』を使えるようになるだどう」
どんな小さなことでも起こるたびに「どうしたら」で考えてください。
お店の雰囲気がどんどん変わっていくのを感じられると思います。

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