観察から始める棚揃えの変更

お店には特徴があります。

立地や規模などによるもの。

客層や混雑する時間帯などによるもの。

そして品揃え。

この特徴は自然とできるものなのでしょうか。

それとも自分たちで作るものなのでしょうか。

私はどちらの要素もあると思います。



立地や規模はまず変えられません。

与えられたもので勝負する必要があります。

客層や時間帯も変えづらいです。

ただ不可能ではありません。

そして品揃え。

これはあなたやスタッフの気持ちで変えていくことができます。

 

客層は変えられそうで変えられない。

そう思ってませんか。

客層は変えられなさそうで変えられます。

品揃えを変えれば客層も変わります。

品揃えを変えるには客層を意識する必要があります。

客層が先か品揃えが先か。

実際はこの堂々巡りが発生するので難しく感じます。



客層を変えるにはどうしたら良いか。

まずは今の客層の観察から始めます。

そしてそれをどう変えていきたいのか。

本当に実現可能なのか。

検討していきます。

どの層にメイン客層になって欲しいのか。

増やしたい客層はあるか。

色々な目線があります。

この目線を決めるのはあなたです。

あなたの大事な仕事です。

もし一人で決められなかったら、スタッフと相談しましょう。

いきなりお店全体を変えるのに抵抗がある。

やり方がわからない。

そうであればまずはどこかの一つの棚でやってみましょう。

例えば文庫ならいくつかの出版社の棚。

雑学文庫などのジャンル。

これくらい絞れば観察しやすいと思います。

また細かい軌道修正がしやすいです。

 

観察を重ねていくことで現状が浮かび上がります。

次の段階はそれをどうしたいか考えます。

現状維持で良いのか。

変えたいのか。

変えるとしたらどう変えたいのか。

客層を変えたいのか。

客層を広げたいのか。

削りたいのか。

方向づけをします。

それができたらあとは発注してまた観察します。

この繰り返しです。

実際に客層を削る判断をするのはもしかしたら勇気がいるかもしれません。

でも心配しないでください。

そんなに大変ではありません。

個人的にはまずターゲットを絞った方がやりやすいと思います。

広げてから削るよりも、削ってから広げる。

一度削ることで大事なものが見えやすくなります。



定番棚の変更をするには勇気がいる。

そうであればフェア台から試してみませんか。

小さなところからでいい。

観察してみませんか。

 

 

 

 

 

 

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