日々の予算管理、売上分析は大変な作業ですね。
何故売れたか、あるいは売れなかったかを考え、対策を考えなければならない。
「今日は天気が悪かった」
「今日は連休中でお客様が遊びに行ってしまった」
など出来なかった理由を探すのは簡単ですが、逆に売上が上がった時はその理由を探すのが難しかったりします。
このようなことになる原因は、結果に対して受け身になっているからだと言えます。
「環境や状況が原因だから、私にはどうにも出来ない」
という態度になっていないでしょうか?
このような考え方では売上という結果に対して一喜一憂するだけで、自分の仕事をしている感覚があまり持てません。
では、予算や実績に対して受け身になる理由は何か。
一番大きいのは「見えていない」ことです。
見えていない、というのは数字が数字としてしか見えてなく、具体的なイメージとして持てていないということです。
例えば「今日の予算は10万円です」と言われた時、この「10万」という数字があなたの中でどう変換されていますか?
「多いなぁ」「少ないなぁ」
など、ざっくりとした印象になっていませんか?
もしそうなっているとしたら、ちょっと試して欲しいことがあります。
それは、
「10万円が全部500円の雑誌で売れたとしたら何冊だろう?」
と計算してみてください。
200冊ですね。
「10万円」
「200冊の雑誌」
どちらがイメージしやすいですか?
おそらく後者だと思います。
このように、数字という曖昧なものを雑誌という具体的なイメージに置き換えることで、自分がどのような行動を取ればよいのかが見えるようになってきます。
受け身であったものが能動的に捉えられるようになります。
今日はほんの一例を挙げましたが、見回せば他にもこの「見える化」ができるところはたくさんあるでしょう。
まずは予算を本何冊分に置き換えることから始めてみませんか?
そしてこの変換が自然と出来るようになったら、あなたも、あなたのお店も今以上に良くなっていると思います。
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